■いびきや歯ぎしりでお悩みの方へ




いびきは、睡眠中に気道(鼻や喉)を呼吸の空気が通過するときに、何らかの原因で気道が狭くなって発生します。お酒を飲んだ時などの寝入りばなにかく一時的ないびきは心配ありませんが、ベッドパートナーの睡眠を妨げるような大きないびきは医学的に治療が必要です。
歯ぎしりは、歯の不正咬合いや精神的ストレスからくる上下の歯をギリギリ擦り合わせたり、歯を力いっぱいくいしばったり、上下の歯をカツカツと軽く噛み合せたり、いびき同様にベッドパートナーに嫌がられる悪い癖です。しかしベッドパートナーから文句を言われても自分自身ではどうすることもできません。いびき・歯ぎしりは、専門医による正しい診断、適切な治療で悩み、苦しみから解放されます。
当クリニックの専門外来をお気軽に受診ください。



■怖い睡眠時無呼吸症候群




睡眠中に、気道の咽喉部が完全に塞がってしまうと、呼吸が一時的に停止します。そして窒息状態になります。
この無呼吸が原因で深い眠りが得られず、目覚めがスッキリせず体がだるかったり、昼間に強い眠気が襲ったりします。また、無呼吸が1時間に20回以上に達するような中症から重症になると心筋梗塞や脳卒中を引き起こしたり、高血圧、糖尿病の原因になります。このような危険な睡眠時無呼吸症候群は大いびきをかく人の7割にみられると言われています。

こんな人たちに多いいびきと睡眠時無呼吸症候群

・太っている(首が太くて短い)
・あごが小さい
・舌や軟口蓋(咽喉の奥の肉ひだ)が肥大している





■口腔装置(マウスピース)治療




当院では、患者様に負荷のかからない口腔装置治療を実施しております。口腔装置治療とは、下顎を前方に突き出した形態のマウスピースを装着して寝ることにより気道を拡げ、いびきや無呼吸を軽減します。また、歯ぎしりにも同様に歯を守るためのマウスピース(ナイトガード)が効果を発揮します。尚、口腔装置治療は睡眠検査施設で終夜睡眠検査を受けてマウスピース適応と診断された場合にのみ適応となります。

当院での口腔装置治療の流れ(マウスピースの作製からマウスピース使用時の効果測定まで)は以下の通りです。

1,初診「口腔内(歯)の検査/レントゲン撮影」

予約制にて平日に「口腔内(歯)の検査/レントゲン撮影」を行います。マウスピース装着には「健康な歯」であることが必要不可欠です。そのために歯の健康状態をチェックします。

※ 治療の必要があればマウスピース作成開始までに終わらせる必要があります。
※ 睡眠検査施設での終夜睡眠検査を受けてマウスピース適応と診断された場合に適応となります。


2,河野Dr. によるカウンセリング

専門医による造影セファロメトリー分析検査を行います。マウスピース適応であれば、作製開始に入ります。

造影セファロメトリー分析検査
頭頚部、顎の形態分析から上気道の狭窄、閉塞部位の評価を行います。


3,マウスピース装着

作製した「マウスピースの装着」となります。噛み合わせや装着状態を確認し、本日より使用を開始して頂きます。

4,治療効果測定

約1ケ月の使用後に歯と顎の反応評価を行います。マウスピース装着状態での「睡眠評価」のために終夜睡眠検査を行います。 引き続き、数カ月毎に定期的なフォローアップが必要です。

終夜睡眠検査
睡眠専門の施設で、一泊入院による睡眠中の呼吸・脳波・顔面部の動き等の総合測定するフルポリグラフ(PSG)検査と、ご自宅で行う睡眠中の血中酸素飽和度(SpO2)と呼吸フローおよびいびきを測定する簡易ポリグラフ検査があります。



■当院で扱うマウスピースの種類




当院で扱うマウスピースです。患者様のニーズにあわせてオーソドックスなタイプから開閉口が可能なタイプ、また、着用時に前歯に負担のかからないタイプをご用意しております。



汎用タイプ (保険適用)
・硬質プラスチック樹脂
・歯ぎしり症との併用型



KDCオリジナル
・硬質プラスチック樹脂
・前歯に負担が掛からない



ハーベストタイプ
・硬質プラスチック樹脂
・下顎前方調節と口開閉可

■口腔周囲筋機能訓練法(MFT)




唇の周りの筋力が衰えると、口唇が閉じずらくなり、口呼吸が生じ、睡眠中に喉の周りが振動して、いびきの原因となります。更に舌の筋力が落ちると舌や軟口蓋が睡眠中に重力によって気道に落ち込みやすくなって、睡眠中のいびきや無呼吸症の原因となります。
また、舌が常に上顎から離れて、すき間がある状態を低位舌といい、後下方に落ち込んで気道を閉塞しやすく、マウスピース治療が効きづらいことがあります。当院担当歯科衛生士と共にトレーニングをすることによって、以上の症状の改善が期待できます。